錦自然農園がある錦町で無農薬栽培をされている林さんの緑茶です。
無農薬だから、というリクツが理由ではなく、林さんのお茶に特有の、
すーっと体にしみこむ感覚、これは他のお茶で味わえません。
このすーっと入っていくかんじは、
控えめな火入れも原因のひとつかと思われます。
うまみを強く感じさせるお茶をいただくと、
「こういうのがおいしいということなんだろうな」と思う半面、
自然がもっている素直できれいな味に上から何かを足したという気がしてなりません。
林さんのお茶は、きれいな味がします。
もちろん、自然のものですから、気候の影響は不可避です。
近年、ほぼありとあらゆる農作物に、気象異常は影響を及ぼしています。
林さんたちは40年以上前に無農薬の茶栽培への挑戦を開始しました。
現在の当主である林隆久さんが若いとき、農薬散布に参加すると、
きまって体の調子を悪くしたそうです。
「農薬使うなら農業つがない」と宣言したそうです。
果樹と同様、茶の生産にはたいへん強い農薬をしっかり使うことが必須とされています。
茶の産地を早朝散歩すれば、農薬を散布する人たちの宇宙人かとみまごうような防護服姿に遭遇できます。
どの作物でもそうなのですが、有名産地、ブランド産地ほど農薬使用はすごくなります。
お茶も例外ではありません。
すべての作物中でお茶に使う農薬量は飛びぬけているのに、野菜と違ってお茶の農薬は、茶葉を洗って落とすことはできません。
お茶を飲むことは健康習慣とされていますが、農薬をたっぷり使用した茶を飲むことが健康的な習慣かどうかは、ほとんど論じられていません。
林さんたちは少しずつ無農薬栽培をはじめました。
始めた当初は農薬を使わないすべてのお茶がダメになり、
収穫できても渋いお茶にしかならなかったこともあったといいます。
それでもどんな失敗作でも買い続けてくれる問屋さんが東京にあり、そのおかげで続けていけたそうです。
今でもほとんどのお茶はその問屋さんでしか販売していないのですが、
同じ町に住むよしみで、わけていただいて、
こうして当園のお客さまにも販売できるようになりました。
肥料は、EM堆肥のみを使用しています。
錦自然農園の果物をお好みくださる方は、
きつさのない、やわらかい風味をもつこちらのお茶をお気に召すのではないかと思います。
どうぞ、この機会にお求めください。
【送料について】
同梱するほかの商品がないときは、日本郵便のレターパックライト370円またはレターパックプラス520円(対面でお渡し)でお送りできます。
佐川急便ではなく、レターパックでの配送をお望みの場合はコメント欄等でお知らせください。
【賞味期限について】
このお茶は賞味期限がパッキングから半年後になっています。通常のお茶は1年以上のちの賞味期限になっていますが、少しでも早く飲んでほしいという生産者のご希望によるもので、特にこのお茶が傷みやすいとか、半年を過ぎたら飲めないという意味ではありません。
ありがとうございます。
林さんの緑茶は焙煎が弱めなので、渋みも穏やかで色目もすごく緑色には出ないかもしれません。
お好みに合わせてまた、機会がありましたらよろしくお願いいたします。