★★★上の写真は500gです。★★★
生姜栽培には通常、大変強い農薬を使われています。
生産者の川上さん夫妻は、無農薬の生姜を作り始めてはや30年。
生姜の大産地ともなると、生産性を上げるために、土壌消毒を再三繰り返すことが多いので、
実情を知る農家から見ると、知らない生産者からはとても買えません。
三年番茶も無農薬栽培を貫く夫妻は、お茶の葉や畑に茂る草を土着菌で自然発酵させて作る肥料を用い、土の力を高め続けています。
もちろんこの生姜は、11月から当園で造るキムチにも使用されます。
除草剤も農薬もいらない。自然の力でつくる生姜
土の中で生育していく全期間を通して、ゆっくりと大地のめぐみを吸い上げ、内側に蓄え、
ようやく収穫される生姜は、すっきりとして、きよらかで、芯のある美味しさです。
生姜栽培でもっともきついのは夏、畑に生い茂る雑草を刈ることだという人が多いのは周知のこと。
無農薬で生姜を作ることは、夏の日盛りの下で延々と草を抜き続ける作業に耐えること。思想や哲学ででやれることではありません。
生姜のパワーを実感!
うちで生姜は、毎日の料理に、なんにでも使っています。
特に利用頻度の高いのは、鍋や汁もの、スープ類に野菜感覚で使うこと。
ランチの時に味噌ベースのスープを作りますが、そのときに欠かせない根菜が
じつは生姜。
●冷奴に、紅茶に、卵かけごはんに、おろし生姜があいます。
●千切りにした生姜もいいですが、すりおろしたしょうがをごはんにいれて、しょうゆや酒と一緒に炊き込んで「しょうがごはん」にもします。
●おろし生姜とみりん、醤油を混ぜた中に豚肉を漬け込んで10分後にフライパンで両面を焼く豚肉の生姜焼きは有名ですが、
●両面を焼いた豚肉に、味噌、酒、砂糖、おろし生姜を混ぜて肉に塗って火を通す、豚肉の味噌生姜焼きもおいしいです。
たとえばこの鍋の中にも、じつは生姜がたくさん入っています。
サトイモ、大根、ねぎ、たくさんの椎茸、にんじん、ごぼうといった、多種の野菜と煮込むと、
野菜のハーモニーの中で目立たず、溶け込んで、おいしくまとめてくれます。
「甘味」との出会いで、特別で、美味しい時間を作ってくれるのも生姜の力。
●蜂蜜に漬け込むのはよく知られていますが、当店で販売中の「山はちみつ」に漬け込むと、とんでもないパワーです。
●洗双糖と一緒に煮込んで生姜シロップにする。
●シロップを絞ったあとの繊維をパウンドケーキに混ぜる。
これは「かなり」美味しいです。甘味が得意出ない人も、お酒の席にお出ししても、あっと今になくなってしまいます。
パウンドケーキは、生姜の絞りかす300g、無塩バター100g、卵1個、薄力粉120gベーキングパウダー10gを混ぜます。
薄力粉とBパウダーは粉ふるい器を使ってふるいます。
器に分量外の溶かしバターを塗って薄力粉を薄くはたき、余分な粉を落としたところに
さっくり混ざった材料を入れて180℃に温めたオーブンで40分焼きます。
●甘酢漬けにする
これも、けっこういけます。サラダにトッピングしたり、ゴハンのおともにしていただいてもいけます。レシピはお気に入りのを探してください。
ありがとうございます。
今期は生産量が少なかったようで、私も早々の在庫切れをかなり残念に思っています。
また、来年の秋よろしくお願いします。