日本みつばちのはちみつには、凝固しているものと溶けているものがあります。
一般的には温度が冷えると凝固して結晶化します。
結晶化したものは、気温が高くなると自然に溶けます。
結晶化したままで召し上がってもおいしくいただけます。
40度以下の湯にいれてふたをあけて、数時間をおくと自然に溶けます。
「原生林のはちみつ」は、熊本県南部の山の中、広葉樹の原生林に置いた箱に、
蜂が自ら選んで作り上げた巣から絞った、天然の蜜。
なんの添加物も加えず、 加熱もせず、布を使ってゆっくり漉してびんづめします。
多くの業者はこの「ゆっくり」ががまんできず、加熱し溶かしますが、
このはちみつは、
蜜がしたたり落ちるのをじっと待つだけです。
蜂の家となる箱を置くのは、めったに車も通らない深い山の中。
車を降りると、そこからさらに歩き、険しい山の崖をよじのぼるようにして、
蜂にとって心地よい場所を探します。
蜂の暮らしを守るかわりに、おいしい蜜をいただいています
野生の蜜をとる、といえばだれにでもできそうな気がしますが、
山の奥深い場所に、道具を背負って登ったり降りたりするのがまず高いハードルです。
それも一度おいたら、次にくるのは蜜をいただくときだけ、では蜂は箱にいつかない。
1年を通してひとつひとつの箱に、何度も何度も足しげく通い、
蜂が天敵におびえていないか、木が茂って蜂の通路をさえぎってないか
草が茂って蜂箱をおおっていないか、蜂がきらう湿気のたまり場になってないか
チェックポイントはまだまだありますが、
とにかく、こまめな観察と、こまめな世話が日々欠かせません。
特に大切なのは、スズメバチの駆除。
日本みつばちをスズメバチから守ることを日常的にしていたために、自然と駆除のエキスパートになり、
スズメバチ駆除が仕事になってしまったのは、錦自然農園の元スタッフである正垣さん。
蜂箱が快適であればあるほど、寄生をたくらむ大小さまざまな虫が
巣への侵入をくわだてていますから、追い出したり、形跡を削り取ったり、
するべきことが絶え間なくあります
そしてこれらがみな、少しでも油断すると大けがをしかねない、
とんでもなく危険な場所で行われています。
そうやって長い濃密なおつきあいを経て、やっとミツバチからいただいたのが「原生林の蜜」です。
「純粋」、「天然」、「国産」の文字の信ぴょう性が少し危ういはちみつ業界
はちみつは、全世界で生産減の危機にあります。
一方でブームといえわれるほど、はちみつに対する需要は高く、
表示はけっしてされませんが、故意にまぜものを加えているはちみつは少なくないようです。
「死んでも混ぜものはせん」と言い切る正垣さん。
不正の現場をあまりに多く見て、それが蜂に対するどれだけ大きな裏切り行為かを実感する人の言葉と感じます。
最後に正垣さんについて
一言でいえば、蜂蜜採りの名手。
蜂に魅入られた人
錦自然農園のでもスタッフとして働いてくれてました。
蜂蜜を採り始める前は、山野草の生産販売をなりわいにしていた時期があり
自然との付き合い方が名人級、のひと。
うちのしゅうとの生家には8個くらいの蜂箱が常時あり、
しゅうとは、鶏の世話と同じくらいみつばちの世話が好きなのですが
「蜂は、人を選ぶでな」と言い切ります。
彼の手ほどきを受けながら園主が自宅庭で蜜蝋を箱にぬっていましたら
その作業も終わらぬうちに一匹の日本みつばちが餌を求めて侵入
そのまま蓋をしておいておきますと
数分で数十の蜂がやってきて、一時間で羽音がうるさいほどの蜂の一群が
箱の中に吸い込まれていきました。
蜂に選ばれた人、正垣さんが魂をこめて仕事した成果をお届けします。
■ 商品説明
錦自然農園元スタッフの蜂蜜名人が心をこめて採取した日本ミツバチのはちみつを、何も加えず、火も入れず、じっくり一昼夜をかけて瓶に垂らしいれただけ。日本で販売されるはちみつの0.1%以下の量しかないため、まぼろしの蜂蜜といわれます。野生の蜜と果実があれば生きていけるとはネイティブアメリカンの言葉でした。自然がつくってくれた天然の甘味は魂をうるおします。
■ 商品仕様
製品名 | くまのプーさんの気分で食べたい☆原生林のはちみつ |
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メーカー | 錦自然農園 |
製造年 | 2024年 |
製品重量 | 1100g |