お客様からいただいた疑問・質問への「答え」をまとめました!
子供のときからよく食べているし、身近なフルーツの筆頭かもしれません。
だけど、よく考えてみたら、知らないことってけっこうあるんです。
①いちごに実が小さい物や大きい物があるのは、なぜ?
いちごの粒の大きさは、大部分は品種で決まります。
大きい粒のできる品種の代表格は「あまおう」や「紅ほっぺ」「美人姫」などがあります。
錦自然農園でつくっている「ひのしずく」は、比較的粒が大きいほうのいちごです。
同じ品種でも、大きさに差があるのは、いちごが吸収した水の量の差です。
水やりを意図的に多くすれば、粒は大きくなりますが、味がぼやけるので錦自然農園では水やりは控えめに行います。
いちごの様子を見ながら、3日に1回にしたり、1日1回にしたり、水やりの頻度を変えています。
また、いちごはひとつの枝に5、6個の実がつきますが、真ん中にできたものが最も大きくなり、端っこにできた実は最も小さくなります。
農家が大きな実を作ろうとすれば、間引いて数を減らします。こうすると、必然的に実が大きくなるのは、どの果物も同じです。
当園は「大きいいちごが小さいイチゴよりもよいイチゴ」と思っていないので、あまり大きくするための努力をしませんが、小さすぎるいちごは、セレクトの段階で外されます。
② いちごの色にけっこう赤いのと、それほど赤くないのがあるのはなぜ?
まず申し上げたいのは、完熟しているものに限定していえば、いちごの表面の色素の濃さと味のよしあしには関連はありません(完熟のいちごはほとんど市場に出回りません)。
つぶの大きさと同様、色素の濃さは品種によってある程度決まります。当農園で栽培している「ひのしずく」は、比較的色素が薄いという品種の特徴をもっています。
色素の濃いいちごの代表格は、「あまおう」でしょうか。
また、同じ畑に、同じ品種のいちごを植えても、葉の影になる位置に実ができていると、その実は色が薄いまま熟します。
加えて、色の薄いものが色の濃いものよりまずいのかといえば、そうでもないのが不思議です。
品種にもよりますが、多くのいちごは甘さと酸味のバランスで味わいをつくります。
錦自然農園のいちごを食べたお客様から「色が悪いのにおいしかった」という感想をいただいたことがあります。
「色が濃い=おいしい」は、広告写真を撮影するときには、絶対的に守られていることです。しかし、いちごに限らず、自然はそのようにはできていません。色が濃いものもおいしい。色が薄いものもおいしい。色の濃い、大きいものを美味しいと思う人が多いので、品種改良で色を濃く、大きくしようとしている傾向があります。
③いちごは洗って食べないといけないの?
いちごを洗うのは、残留農薬を落とすためだと思っているかたは多いのではないでしょうか。
錦自然農園では、実がついてからは農薬を使っていないので、残留農薬の心配はありません。
洗う必要はないです、とお答えしたいところですが、農薬を極力使わず育てたということは、虫と共存する環境で育っているということでもあります。
うちのいちご畑は野生ではありませんが、野生に近い状態に何ヶ月もいました。本植えの前の苗時代をいれると2年ちかく地面にうわっていました(こんな植物は少ないです)。
最近のほとんどのいちごが、地面から遠く離れたところで育てられているため「洗う必要なし」といわれているのとは逆で、ちょっとハードボイルドな育ち(?)です。
錦自然農園のいちごは土に直接植えています。
ですから、洗って食べてくださることをおすすめいたします。洗うのは食べる直前にしましょう。
へたを取るのは、洗ってからです。そうしないと、おいしさも一緒に流れてしまいます。
ちなみに内布家の台所にやってきたいちごは、水を張ったボウルにいれて軽くかきまぜてから、ざるにあげて、水を切る、という方法で通常洗います。
土がへたの周りについているようで、水に浮遊物が見えることがあります。
しかし、つまみぐいするときは、ふたりとも洗わず食べています。基本的には自然のものしかない場所ですので、カラダに悪いものはついていません。
④いちごの保存方法は?
冷蔵庫に入れて保管していただくことをおすすめします。
乾燥しすぎないように、上にラップなどをかけていただくとよいと思います。
冷蔵庫から出してすぐのいちごは、冷たすぎて甘さを感じにくくなっています。
食べる20分ほど前に常温に出してから食べるのがオススメです。
いちごは日持ちしないフルーツなので、早めに、鮮度の高いうちに食べていただくのが一番です。
桃がフルーツの中でいちばん好き」。そんな人は多いのではないでしょうか。
それだけに桃についてのこだわりは皆さんがもっていて、知りたいことがたくさん!
- ① 皮が手でむけません。新鮮じゃないってこと? それとも食べごろではないということ?
- ② どうして送られてきた同じ箱のなかに硬いとの柔らかいのがあるの?
- ③ 自分の好みはもうすこし柔らかい桃なんだけど、送られてきたものは硬いと感じる。どうすればいい?
- ④ 皮の色がけっこう赤いですけど、品種がそういう品種だから?
- ⑤ 同じ品種なのに果肉の色が赤かったり、白っぽかったりいろいろあるのはなぜ?
- ⑥ おいしくて、柔らかくて、果汁のたっぷりした桃の品種は?
- ⑦ 桃の品種の特長を教えて!
- ⑧どうして冷蔵便で発送するの? 常温ではだめ?
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①皮が手でむけません。新鮮じゃないってこと?
それとも食べごろではないってこと?皮が手でむけるかどうかは、新鮮さとはあまり関係がありません。
一般的に収穫してまもない新鮮な桃は、手でむけませんので包丁などを使って皮をむきます。
しかし、木になっているときの位置の違いによる日光のあたりかたの違いや、収穫されてから冷蔵庫に入るまでの時間によって、新鮮であっても手でむける桃になりますので、 必ずしも「新鮮=手で皮がむけない」というわけではありません。
小売店で売られている桃は、収穫から日がたっているので、皮が手でむけることが多いと思われます。
農家からの産地直送であっても、収穫量が多い大規模農園などは、収穫した日に送らないところは珍しくありません。
この場合も手が皮がむけることが多いでしょう。どんな状態が食べごろかは、食べる人の好みで違ってくると思いますが、お客様に発送する桃は、その時点で「今が食べごろ」という判断のもと送りだしています。
もしもっと柔らかい桃が食べたいと思われるときは、食べる分だけを冷蔵庫から出して、風通しのよい日陰で室温においておくと柔らかくなります。
部屋の温度によって室温におく時間が長すぎるとが、変色したり腐敗を早めたりすることがありますので、ご注意ください。
錦自然農園では、 熟してない実を収穫することは基本的にありません(特別にそれをお求めの場合には応じています)。
②どうして送られてきた同じ箱のなかに硬いとの柔らかいのがあるの?
収穫期になると、毎朝、目を皿のようにして全部の桃の木の間をまわり、じっくりと観察して、今日とるべき実をすべて収穫します。
収穫に適する桃がどんな桃か、どれくらい熟している桃かは、当農園で決めている一定のレベルがありますが、そのレベルに幅があります。
桃という果実は、収穫せず木にならせておくと、たった一日でかなり熟度が進みます。
収穫適期の桃とひとことでいっても、その中には三種類の桃が含まれます。
A「まだ少し硬いけど、翌日収穫すれば熟しすぎになる」
B「今日がベスト」
C「手で触って柔らかく感じるわけではないが、Bより柔らかめであろうことが想像される」桃の木は、収穫しはじめてから収穫終了まで、たった7日から10日しかありません。
木の外周(高いところや、枝のはし)が最初に熟し、内側に向かって、ものすごいスピードで熟していきます。
桃の実は48時間あれば約1.5倍に大きくなり、硬度の変化も急激です。
朝だけでなく昼も夕方も収穫することで効率化を図っている農家は数多くあります。
これにより、硬さや熟度を一定に揃えやすくなりますが、 錦自然農園は、朝しか収穫しません。理由は、桃は、昼のあいだ光合成して作られた糖分を夜のうちに果実に蓄えていくため、朝、それも早朝収穫する桃が最もおいしくなるからです。
錦自然農園がお送りするくだものは、硬さのばらつき、熟度のばらつきがあることをご了承ください。
もちろん箱詰めにする段階で、送るには熟しすぎていると思うものは厳密に外します。
お客様のお宅に 到着後、数日かけて食べていただくのにふさわしい熟度の桃だけを、細心の注意を払って選びだし箱詰めにしています。
③自分の好みはもうすこし柔らかい桃なんだけど、
送られてきたものは硬いと感じる。どうすればいい?肥料を与えないで栽培したものは桃に限らず、硬くなる傾向があります。
もっと柔らかくして食べたいときは、箱ごとではなく、次に食べるだけの量を冷蔵庫からだして室温で保管して好みの状態に柔らかくしてください。
常温管理が長時間に及ぶと変色をまねくことがありますので、ご注意ください。
噛む必要もないほどやわらかい桃もいいですが、 噛むほどに味わいが奥からしみでてくる桃、果肉の食感を楽しむ桃もあります。
錦自然農園の桃は、未熟果実を収穫しているがゆえの硬さではありません。固くしまった果肉の内部にたっぷりのジュースをふくんでいます。
④皮の色がけっこう赤いですけど、品種がそういう品種だから?
錦自然農園の桃は、赤みが濃い傾向があります。
別の品種と見えるほど、赤みが強いこともあります。
桃は、木の生えている位置や、同じ木でも実がなっている場所によって、色づきが変わります。
赤いといわれる錦自然農園の桃ですが、比較すると、それほど赤くないものもあります。
これは錦自然農園の「露地」の桃の傾向ですが、「品種が違う」といわれるほど、同じ木になっていても色の差や肉質の差が大きいです。ちなみにうちで6月に出しているちよひめという品種の場合、ハウス栽培でもまっ赤になっています。
⑤同じ品種なのに果肉の色が赤かったり、白っぽかったりいろいろあるのはなぜ?
木の高いところや枝の端になっている桃は、太陽の光をより多く浴びるので赤くなります。
錦自然農園の白鳳は、実が赤くなることがありますが、白さ、赤さで、味のよしあしは決まりません。⑥おいしくて、柔らかくて、果汁のたっぷりした桃の品種は?
その特長はどの品種にもあてはまります。
硬いと思われるかたが多いのは、太陽をより長期間にわたって浴びることで密度のある果肉感をつくってきた「あかつき」や「川中島白桃」です。 が、どの品種の桃も長く室温においておくと柔らかくなります。「果汁の多さ」は、どの桃の品種もあてはまります。 「美味しさ」は、人によって何を美味しいと思うかで違います。
「ちよひめ」「日川白鳳」の香りのよさ、食感のよさ、トータルバランスのよさは、多くの桃好きの人にご支持をいただいています(前期桃 6~7月収穫)。
「あかつき」「川中島白桃」は、太陽を長期間浴びたために糖度が高めになります。
甘さが桃の魅力と思われるかたには人気が高いようです(後期桃 7~8月)。「ちよひめ」と「川中島白桃」は、みかんの「はっさく」と「いよかん」の違いくらい私どもから見ると内容が違います。
でも、それを甘さや硬さ、香り、果汁の量などを目安に語るのは、容易ではありません。どの品種も私たちから見ると、ほどよい硬さで香りが良く、果汁が豊富で美味しい桃なのですが、この好みにまったく反する方もいらっしゃいます。
リスクを賭けて毎年低農薬栽培しています。リスクに賭けてお買い求めになるか、リスクを避けて買わないかどちらかです。「絶対おいしいです」という補償はしておりません。⑦品種の特長を教えて!
ちよひめ 季節を先取り!極早生の品種
6月10日前後~6月24日前後(予定)
極早生の「ちよひめ」は香りのよさ、風味の豊かさ、たっぷりとしたジュースが特長です。
錦自然農園が作っている桃のなかで、長年にわたり毎年ご注文くださる方が最も多い品種は、「ちよひめ」です。
あとをひかない上品な甘みと、名前のとおりのかわいらしさで人気があり、関東では特に高値で取引されています。
どちらかというと柔らかめですが、到着直後は硬いと感じることもあります。
冷蔵庫にいれずしばらく室温においておくと好みの柔らかさになります。
冬季の温度管理で成長を促進させる栽培をのぞくと、熊本のちよひめは全国でもっとも早く収穫できる桃のひとつです。
日川白鳳 早生品種。ちよひめより少しだけ大きく甘い
6月15日前後~6月30日前後(予定) 「ちよひめ」と特長的には似ていますが、「白鳳」から生まれた品種なので白鳳にも似ています。
結果として、ちよひめのように風味豊かで、したたるようなジューシーさを持ちながら、甘さはより深く、酸味が控えめです。
サイズはちよひめより大きく、ちよひめより果肉もやや硬めです。
当農園では、「ちよひめ」と「日川白鳳」を「前期の桃」として販売しています。
あかつき 皮も果肉も赤い、甘い、高級桃
7月15日前後~7月25日前後(予想)/露地栽培
皮も果肉も赤みの強さが特長的です。
果肉は白地にまだらな濃いピンクが入ります。果肉が緊密で硬めです。ずっしりと思い感じがします。
甘さに定評があり、高級桃として高価格がつけられることも多いようです。
唯一の欠点は、中が茶色くなっていても外側には一切の影響を与えないため、お届け先から「中が茶変していた」という連絡をいただくことがあります。当園の桃の茶変は、糖度の高さゆえのもので、おいしいです。川中島白桃 「いちばん好きな桃」という人が多い桃
7月25日前後~8月10日前後(予想) 露地栽培
硬い桃として人気があります。果肉は白く、緊密で、ジューシーです。
夏の太陽を長期間受けて育った桃なので、甘さの強さも特長的です。かぶりついて食べるには最高の食味といえます。
当園の桃の中でもっとも大きなサイズの桃でもあり、安定した人気があります。
⑧どうして冷蔵便で発送するの? 常温じゃだめ?
常温で送ってほしいとお客様からご要望のある場合は、どのフルーツもおうけしております。
冷蔵にしているのは、それぞれの商品で理由があります。桃は、輸送中のトラックのなかは昼間50度をこえる暑さになっています。ことによっては、交通事情などの問題で到着が予定を超える日数かかる場合もあります。私たちが恐れているのは、それによる桃の病気の発生です。
農薬を普通に多様する桃は、桃に特有の、かびの生える病気などを農薬で抑えているので、常温でかなり遠くでも送るようです。
当農園は農薬による防御をしていないので、どんな環境におかれるかわからない輸送中におこるリスクを最大限に配慮してクール便にさせていただいています。
「そうしたことはわかったうえで、リスクは受けますので常温で送ってほしい」とおっしゃる方には、常温でお送りしていますので、ご要望があるときはお申し出ください。
ぶどうは世界でもっとも広く作られているフルーツで、
世界でもっとも古くから作られているフルーツなんだとか。
- ① ぶどうの表面についている白い粉は何?
- ② ぶどうの枝に茶色と緑色があるのはどういうこと?
- ③ 種無しぶどうと種ありぶどうがあるのはなぜ?
- ④ ぶどうは皮ごと食べてもいいの?
- ⑤ ぶどうの種は食べてもいいの?
- ⑥ ぶどうの保存方法は?
- ⑦ ぶどうを食べると元気になるといわれるのは本当?
①ぶどうの表面についている白い粉は何?
これはブルームと呼ばれるもので、ぶどうの体内にある脂質が結晶化したものです。
ぶどうから油分が出ているなんて不思議な気がしますが、これのおかげでぶどうは雨などの水分による腐敗から守られています。
ブルームは黒系のぶどうに目立ちますが、白系のものにももちろんついています。
これをきれいに洗い落とそうとゴシゴシ洗う必要は、もちろんありません。
②ぶどうの枝に茶色と緑色があるのはどういうこと?
子供がぶどうの絵を描くとき、実は紫に、枝の部分は茶色に塗るのが一般的ではないでしょうか。
しかし、ぶどうは収穫してすぐはみずみずしい緑色です。数日たつと、水分が蒸散し、干からびてだんだんと茶色っぽい色に変色していきます。
スーパーやデパートでは、枝の色を見れば、棚におかれてどれくらい経っているか想像できますね。
③種無しぶどうと種ありぶどうがあるのはなぜ?
品種として種がないぶどうもありますが、ほとんどの場合、ぶどうが花を咲かせている時期に、化学合成されたジベレリン(天然の植物ホルモンとは別種のもの)をつけることで、種なしぶどうは作られます。
今市場に出ているほとんどのぶどうに種がないのは、種があることを望む消費者が少ないからにほかなりません。多くの消費者がぶどうを食べるのに、種を出すことが不便だと感じています。
ジベレリンをぶどうの花につけることをジベ処理といいますが、ジベ処理をしても種なしになりにくい品種もあります。
それでも、種がなくならないのをわかっていて、ジベ処理を行うことは珍しくありません。
なぜなら、ジベ処理は、花が落ちてしまうのを防ぎ、実を大きくするためにも行われているからです。
ピンポン玉を思わせる粒の大きなぶどうは見事なものですが、これはジベレリン処理の典型的な効果です。
ジベレリン処理の回数によって、その効果のほどが変わります。
ときどき、「種があるぶどう」を探しているお客様がいらっしゃいますが、
「種があるぶどう=無農薬で健康的」
という意味とは限らないことをご理解ください。
もちろん、ジベ処理を行わず、農薬を一切使わないで栽培したぶどうは、種ありのぶどうになり、それは「無農薬で健康的でぶどう」です。
しかしその逆は真ではありません。
ちなみに錦自然農園では、ジベ処理を含め、まったく農薬を使わないものを作っていますが、まだ商品になるレベルにはなっていません。
農薬は使わないけれど、ジベ処理はする、というのが現段階です。
ジベ処理をしないと、実が小さくなり、野性味あふれる姿になります。
そうしたぶどうを、超高値で売る農家もありますが、それは野性的なぶどうは一般的な市場価値が低くなり、その価値を見出してくれる少数の人に高く売らないと、農家の経営が成り立たないからです。
ジベ処理をしない場合は、剪定の方法も変わります。
この問題を長く説明したのは、お客様に「種ありが食べたいから、ジベ処理をやめたほうがいい」と言われたことがあるからです。
ジベ処理は、種がどうのということ以上に、需要と供給のバランスや、剪定を含めた年間スケジュールの問題、農園経営の問題など、非常に複雑な問題がからみあって決定されていることを、「種のはなし」ついでに説明させていただきました。
④ぶどうは皮ごと食べてもいいの?
もちろん食べても大丈夫です。
それどころか、「ぶどうは皮を無理してでも食べたほうがよい」という人もいるくらいです。
理由は、黒色ぶどうの皮にアンチエイジング(老化を遅らせる)物質が豊富に含まれているからです。
その物質の名前は、レスベラトロール。ポリフェノールの一種です。
レスベラトロールは、テロメアという年を重ねると短くなっていく細胞の中にある物質が短くなる速度をゆっくりにするということがわかっています。
ゆっくり年をとりたいなら、レスベラトロールを意識して摂取したほうがよいということ。
それで、ぶどうの皮を食べるべきだ、と一部の研究者は主張しておられます。
⑤ぶどうの種は食べてもいいの?
ぶどうの種を食べても病気にはならないと思いますが、消化吸収が悪いので、よく言われれるぶどうの種の栄養を体に取り込むためでしたら、効果はないと思われます。
グレープシード(ぶどうの種)のオイルやサプリメントが市販されています。
⑥ぶどうの保存方法は?
鮮度を長く保つためには、軸から実を切りはずす方法がおすすめです。
これは時間がたってからではあまり意味がないので、ぶどうが送られてきたら「すぐに」行わないといけません。
手ではなく、ハサミを使って、果実と軸をつないでいる緑色のポチっとした部分ごと保存するようにしてください。
タッパーウエアなどに入れて密閉保存すると、水分が抜けないので直射日光の当たらない常温の場所で1ヶ月、冷蔵庫に入れれば2ヶ月はおいしい状態が保たれるといわれます。
しかし、この方法を私は試したことがないので、本当かどうかまだ実験はしておりません。
(三重県の農業研究所から教えていただきました)
しかし、そんなに長く保管するより、鮮度の高いうちに食べてくださったほうがぶどうも喜ぶと思います。
ほかのフルーツにも言えることですが、洗うのは食べる直前にしましょう。保管の前に洗ったりしてはいけません。
⑦ぶどうを食べると元気になるといわれるのは本当?
ぶどうには果糖とブドウ糖が豊富に含まれており、ブドウ糖は消化吸収が早いので、食べるとすぐに「元気になった!」と実感できます。
果糖はエネルギー源になったり、ブドウ糖に変換されたりします。
ブドウ糖は、筋肉や臓器のエネルギー源として使われますが、なにより脳はブドウ糖からしか栄養を吸収しないので、ブドウ糖が不足するとだるさをかんじ、ブドウ糖が入ってくると元気を感じます。
ほかの多くの果物もそうですが、ぶどうは特に消化吸収がよく、消化するのに体力を使わないですむので、体力の衰えた病人を元気にするには、うってつけの食物です。
太秋柿のことを錦自然農園で買って初めて知ったという人は多いようです。
初めて食べたときはびっくりしました。本当に美味しいんです。
①送られてきた柿が青っぽかったけど、まだ熟してないものでしょうか?
皮の色が緑っぽい、うすら青い、オレンジ色が薄くてまずそう・・・
スイマセン。それが太秋柿の皮の色です。けっして未熟だから青っぽくなっているわけではありません。色が黄色っぽいのは、不良品だからではなく、そういう色なのです。
よく「おいしい柿はどうやって選ぶか」といった情報に、
「赤いものを選ぶ」なんてありますが、正解は「品種によります」です。
ほかの柿にはいえることでも、太秋柿にはいえません。
太秋柿は、食べると果汁たっぷりで、食感がよく、甘味も抜群。
おいしさでは柿の品種の中でも群を抜いていると思うのですが、いかんせん皮の色がまずそうに見えるので、店頭の柿コーナーでは、売れ残りがちなのだとか。
そのため置いている店が少なく、都会のお店で売っているのをみつけるのは至難のわざだとも。
皮色が青っぽいだけでなく、「黒いすじ」が汚く入っているのも、太秋柿がおいしくなっている、というあかしです。
太秋柿はみかけの悪さゆえに、全国的な知名度をあげられないと言われます。
それでも私たちが太秋柿をつくっているのは、この柿が「柿の概念を超えてウマイ!」と思っているから。
食べたお客さまからもよくいわれますが、ほんと、そうなんです。